「お金がないない」言っていた元従業員の話を書いたことがありましたが、改めて私が見てきたお金がない人の特徴を書いていきたいと思います。
①「お金がない」が口癖
最初にも書きましたが「お金がない」というのが口癖の人で、お金を持っている人を見たことがありません。
私の経験談ではありますが、取引先でいつも「お金がない」と言っている人がいました。その人は「お金がない」と言っているはずなのに「毎日コンビニで缶コーヒーを買っていた」ので、本当はお金があるんだろうと思っていたのです。
しかし、本当にその取引先の人に「お金がない」と気づいたのは2ヶ月後でした。
なぜ、2ヶ月後だったかと言うと「支払いが末締め、翌末払い」だったからです。私も怪しいなと思っていればよかったのですが、そのときは「お金がないという謙遜」だと思っていたのです。
そのお金は今も支払われていません。(ちなみに金額は50万ほどです・・・)
「お金がない」は謙遜じゃない
私は「言葉が人をつくる」とよく言うのですが、言葉というのは「その人を表すもの」であり、「その人を形作るもの」です。
毎日何千語と話すわけなので、つまり、一日に自分が口にした言葉を「話したのと同じだけ聞いている」ということです。
ある意味「自分に言い聞かせている」という言い方もできます。そして、いわゆる「貧乏な人」に共通するのが、「うちはお金ないから」という言葉です。謙遜のように使われることが多いですが、「安物買いの銭失い」という言葉がぴったりの人が多いように思います。
「言葉が人をつくる」
「口にした言葉は自分の耳が最初に聞く」というように、口癖があれば、その言葉を聞く回数、頻度が圧倒的に増えます。
洗脳というものが世の中にはありますが、洗脳と同じように「自分の口癖」は「自分への洗脳」にもなっています。
つまり「お金がない」という口癖は「お金がない自分」になるための洗脳を自ら進んでやっていることだと私は思っています。
だから私は従業員に口酸っぱく言うのは「言葉を大切にしたほうがいい」という言葉です。
言葉はその人を表す鏡のようなものなので、「お金がほしい」「お金を稼ぎたい」と思っている人は「自分の口癖」を見直してみてはいかがでしょうか。
②「コンビニで買い物」
私もコンビニで買い物することはもちろんあります。しかし、コンビニというのは「どこでも24時間ほしいものが手に入る」ものです。(基本的には)
なので、「便利な反面、金額が高い」のが当たり前です。
その事実を鑑みると「コンビニで買い物する」ということはそれだけ「お金を消費すること」に繋がります。
・コンビニで「130円」の缶コーヒーを毎日飲む
⇒¥3,900/月 ¥46,800/年
・スーパーで「60円」の缶コーヒーを毎日飲む
⇒¥1,800/月 ¥21,600/年
○差額【月:2,100円、年間:25,200円】「毎日3本缶コーヒーを飲むと」
⇒¥11,700/月 ¥140,400/年
・スーパーの場合(1本¥60)
⇒¥5,400/月 ¥64,800/年
○差額【月:6,300円 年間:75,600円】
上記の計算をみてもらえればわかるのですが、コーヒーをどこで買うかだけで「1本70円の差」が「年間で7万以上の差」をつくり、「年間で50%以上も支出が増える」ことを意味しています。
つまり「買う場所」だけで「支出が50%」も違うと考えたら「怖いな」と私は思います。
支出を減らせなければ、一生貧乏
基本的には誰もが「お金持ちになりたい」という思いは多かれ少なかれあると思います。
私自身も「お金持ちになりたい!」という無邪気な希望を抱いて「社長になろう!」と決意したので・・・
私が馬鹿だったのかわかりませんが「社長になったら、金持ちになれる!」という謎の確信を持って、「社長」になりました。
しかし、最初のうちはお金もなく日銭を稼ぐので精一杯でした。
それでも大きい仕事が入ってくると、当時の私には「大金」と呼べるような金額が手元に入ってきました。
しかし、その「大金」も気づいたときにはなくなっていました。
その理由が「コンビニで買い物」をしていたからです。
当時の私は「忙しいからご褒美に」と思って、「1個300円ぐらいするコンビニスイーツ」を平気な顔して、気づいたら毎日のように買っていました。
しかも、スイーツだけに飽き足らず、飲み物やおつまみ、お酒。
なんでも「コンビニ」で済ませていたのです。「スーパーへ行けば、大体が半額で買える」のにも関わらず。
③毎日の出費(支出)を考えていない
「お金がない人」に共通するのは「毎日の支出」を考えていないということです。
まず「お金がない」という状態を作らないためには「支出を減らす」ということが一番です。
やはり「お金がない人」というのは「支出」に関して考えていないことが多いです。
いくら稼いでも「毎月すべて使ってしまう」という状態であれば、急な出費などに対応できないので、お件を借りたりという事態になってしまいます。
同じ「お金を使う」という行為でも「貧乏な人」と「お金持ち」では使う目的が違うので、結果的に「お金がお金を生む」状態を生み出す人と、「お金を消費するだけ」の2パターンに分かれてしまうのです。
「金持ちと貧乏な人」のお金の使い方
「お金持ち」の人は「お金でお金を生み出す人」のことを指します。
「お金持ち」は労働以外で収入を「継続的に」得られる人であると、私は思っていて、「収入を資産に変えられる人」が「お金持ち」になる素質を持っています。
それを前提にすると、いくら「収入が高い人」でも「貧乏な人」というのが存在するということになります。
「15万円の差」
仮に「年間のコンビニとスーパーの支出額」で考えたときに、「同じものを買っている」という前提の元計算をすると。
・スーパーで年間15万円の支出
となるので、年間で「15万円もの所持金の差」が生まれます。
この「15万円の差」は大きく、「15万円」で資産を形成することもできます。
例えば「15万円」あれば何ができるでしょうか?
私だったら、「15万円」でパソコンを買います。パソコンがあれば、仕事にも使えるし、パソコンで副業をすることも可能です。
そうなれば、同じ「15万円」で「コンビニでの浪費」よりも「パソコンで資産形成」できれば、「15万円がなくなるのか、15万円がお金を稼いでくれるのか?」という大きな差になります。
コンビニでお金を使っても「お金を生み出す可能性は0」ということを考えると、パソコンにお金を使えば「お金を生み出す可能性が生まれる」ことになるので、「期待値を生み出す」ことができます。
可能性というのは「つくられるもの」ではなく、「つくりだすもの」なのです。
④「お金」のことを「考えたことがない」
以前の記事で「お金がない」が口癖だった元従業員の話」というのがありますが、この記事で出てくる「元従業員」の行動というのが非常にわかりやすく、今思えば、私には反面教師的な存在だったなと。
その記事中にでてくる「元従業員」が言っていたのが、「お金についてちゃんと考えたことがなかったです」という言葉です。
正直、驚きました
20歳を超えて、社会人にもなって「お金について考えたことがない」なんて、そんな人がいるのかと。
でも、いたのです。
それは彼だけでなく、世の中にはたくさんいます。お金のことを考えていると一言でも「程度の差」があります。
本気で考えている人、なんとなくで考えている人。
「知り合いの金持ち社長の話」
うちの「元従業員」が取引先の「金持ち社長」の仕事を手伝いにいったときのお話です。
「元従業員」は「コンビニに行けば、必ず何か買う」のに対し、「金持ち社長」は「トイレへ行くだけ」ということがありました。
それは「一度だけでなく、何度も」
実際「コンビニでトイレだけ」っていうのは失礼に当たるのかなとか、「ケチくさい」という印象があるかもしれませんが、その社長が言っていたのは・・・
という言葉でした。
この言葉に私は「感動」してしまったのです。
そんな大したこと言ってないと「元従業員」は思っていたみたいなのですが、「私」は「感動」したのです。
「感動」というと「大げさ」に思えますが、そんな小さなことを「金持ちの人」は「考えているのか」と本当に感動してしまいました。
ここからの行動が大切です。
私は「コンビニで買い物をしない」
彼は「コンビニで買い物を続ける」
結果的にどちらが「お金を持っているか?」
というお話です。
「お金を持っているかどうか」は「お金に関する考え方」が「決める」ということを意味しています。
最後に・・・「お金がない」状態から抜け出すには?
まずはじめに「お金がない」というのはやめましょう。
「お金がない」と自分を納得させるのはやめましょう。
問題は「お金がない」なら、どのように「お金に困らない状態」をつくるかです。
「お金がない」状態をつくらないためには「毎月の固定費」を出しましょう。
そして、「毎月の固定費」を減らすための「行動」をしましょう。
また「お金持ちになりたい」と思うなら「お金の勉強」をしましょう。
「お金持ちになりたい」のに「お金のことを知らない」というのは致命的です。お金の流れをわかっていない人がお金持ちになるのは「奇跡」を信じるしかないようなもので、「宝くじ」を同じです。
私自身も「お金持ちになりたい」から「お金の勉強」を続けて行きます。なので、このように文書にして、自分のなかで再度整理していけたらと思います。
また今後も「お金」に関する「考え方」を書いていけたらと思っています。